多くの人々が追求する「幸せ」のかたちも、多様化する社会の中ではそれぞれに価値が異なるでしょう。
古来人々は幸せを「幸運の証し」であると考えており、自らの手で選択し、コントロールできる類のものではないとされてきました。
心と体の健康を意味する「ウェルネス」の状態から「ウェルビーイング」の追求が大切な時代へとシフトしています。
「ウェルビーイング」とは、1946年の世界保健機関(WHO)憲章草案において、「健康」を定義する記述の中で「良好な状態」として用いられてきましたが、
「安寧、幸福、福利、健康」と様々な捉え方ができる言葉ということもあり、まだ具体的考え方や定義はされていません。
「幸せ」や「健康」の意味や意義は、社会の仕組みや他人の価値によって決まるものではなく、自らが選択し創造するものなのではないでしょうか。